ブラジル滞在記 ごとう製茶
ある日の出来事です。
長坂 ~ ごとう製茶へ業務連絡すると
「実は今一か月ほどブラジルにきています。」
!!! 驚きました。 何が何やら判りません。
で、ごとう製茶の親方さんに事情を聞いてみると、紅茶フェスティバルのグランプリ受賞がきっかけで約一カ月間のブラジル出張となったようです。
という事でごとう製茶さんのブラジル滞在記です。
2015年 年末年始、”コーヒー王国”の片隅で日本とブラジルの紅茶交流がひそかに行われた。
かつての紅茶の都の茶業再興を願う 島田梅エリザベッチさん(本名 梅子 89歳 二世)と紅茶フェスティバルでグランプリに輝いたごとう製茶(後藤 潤吏 30)の地球の裏表を結ぶ交流です。
梅さんが紅茶フェスティバルに参加し「ブラジルに遊びに来て下さい」と声を掛けたことから実現しました。
~ 滞在記 ~
12月中旬、レジストロにある梅さんの生産所を訪ねました。
梅さんや長女の栄子さんらが作る手作り紅茶『おばあ茶ん』は豊な味わいが好評を呼んでいます。
その原料の茶樹はアッサムの品種で、その茶葉で自分の製造の知識と技術を試してみたいと思いブラジルへ向かいました。
現地では、色々な製造方法を試しながらその技術を見学に来た現地の人たちに伝え、夕食はその人たちとのパーティーの様な日も多く、日本とは違う気候や工場などの環境、国民性など凄く楽しくて貴重な経験をさせて貰いました。
ブラジルでは、一度茶葉を摘採しても次の葉がすぐに成長し、畑の面積も広大なので一年間で日本の何倍もの経験が出来るのではないかと思いました。
一軒の生産者の茶園が豊橋市の茶園全部より広いなんて事もあり得る事でした。
製茶用の機械も、仕組みを勉強して自分たちで造ってしまうことが多い様で驚きました。が、自分の理論を再現できる機械設備という物を考える良い機会になりました。
この約一カ月間で経験した事は、そのまま自分の経験値として日本の豊橋での紅茶の生産に生かしていきたいと思いました。
滞在中には「NHK」と「日経新聞」の取材もあり、紅茶業界では一躍”時の人”となりつつあるごとう製茶の後藤潤吏さんです。
TDCメンバー一同後藤さんを中心に製茶技術を磨き、多くの人においしいと言われる豊橋紅茶を世の中に展開していく努力を続けて行きたいと思います。
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